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誰でもわかる看護理論
誰でもわかる看護理論
著者名 編著:城ヶ端初子(聖泉大学大学院看護学研究科教授)
発行年月日 2015年9月28日
判・頁数 B5判 152頁
ISBN 9784907176402
定価(10%税込) 定価 2,640円(10%税込)
在庫 在庫あり 
書籍概要
ナイチンゲール、ヘンダーソン、オレム、ロイ、トラベルビー、ロジャーズ、ペプロウ、ウィーデンバック、ベナー、レイニンガーといった10人の看護理論家を取り上げ、徹底的に「わかりやすさ」のこだわった書学者のための看護理論の概説。
書籍目次詳細
【目次】 看護理論とはどのようなものか 看護理論のもとになる考え フローレンス ナイチンゲール ヴァージニア ヘンダーソン ドロセア E.オレム シスター カリスタ ロイ ジョイス トラベルビー マーサ E.ロジャース ヒルデガード E.ぺプロウ アーネスティン ウィーデンバック パトリシア ベナー マデリン M.レイニンガー

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序文・はじめに・あとがき 等
はじめに  皆さんは、看護理論についてどのような印象をもっていますか。おそらくほとんどの人が、難解な言葉で覆いつくされた、とっつきにくいものと思っていることでしょう。さらに、看護理論は机上の空論にすぎず、「理論なんて知らなくても看護は実践できるわ」などと言う人もいるかもしれません。しかし、皆さんは専門職としての看護師をめざしているのですから、実践の背景には必ず理論の裏付けがなければならないのです。  それができていなければ、患者や医療スタッフから信頼されるナースには決してなることはできないはずです。  これから、ナイチンゲール、ヘンダーソン、ロイ、オレム、トラベルビーなど総勢10人の看護理論を読み進めていきます。その前に1つ皆さんに知っておいていただきたいことがあります。それは、彼女たちは優れた看護理論家であると同時に、優れた看護実践家でもあったということです。  彼女たちは、臨床の場で理論が実践を支えるということを、自らの行動、自らの実践で証明しているのです。そのような理論を、机上の空論と言うことは決してできないのではないでしょうか。  また、看護理論について知りたいけれど、「難しいから」と諦めている人もいるかもしれません。しかし、そういった人は、自分自身の先入観から難しいと思い込んでいるだけなのではないのでしょうか。看護理論という料理を遠目から眺めているだけで、食べてもいないのに「私の口には合わないわ」と勝手に決め込んでいるとしたら、あまりにもったいないことです。  この本は、まず何よりも「わかりやすく」というところに力を注ぎました。細かい枝葉の部分よりも、理論の大きな流れを理解できるような構成にしたつもりです。また、どの章から読みはじめても大丈夫なように作られています。「看護理論を一から学ぶんだ!」と意気込まなくても、気軽にページをめくってください。  本書が、皆さんが看護理論の第一歩を踏み出す手助けになれば、と願っています。そして、読み終わった後、看護理論に興味をもち、さらに学びを深めて実践に結びつけていただければ、大変うれしく思います。  さあ、恐れずに看護理論の世界に飛び込んでみましょう。 2015年8月 城ヶ端 初子

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