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関連図の書き方をマスターしよう
関連図の書き方をマスターしよう
著者名 編著:蔵谷範子(国際医療福祉大学小田原 保健医療学部看護学科教授)
発行年月日 2015年11月17日
判・頁数 B5判 256頁
ISBN 9784907176488
定価(10%税込) 定価 3,520円(10%税込)
在庫 在庫あり 
書籍概要
この1冊があれば十分! 自分自身の手で「本当に役立つ関連図」を書くことができるようになる! スタートから完成まで、ステップアップ方式で関連図の書き方が理解できる!
書籍目次詳細
目次 [総論]本当に役立つ関連図を書こう [各論]疾患・事例別で学ぶ関連図の書き方  ・肺炎患者の関連図の書き方  ・慢性閉塞性肺疾患患者の関連図の書き方  ・心筋梗塞患者の関連図の書き方  ・脳腫瘍患者の関連図の書き方  ・クモ膜下出血患者の関連図の書き方  ・バセドウ病患者の関連図の書き方  ・白血病患者の関連図の書き方  ・腎癌患者の関連図の書き方  ・肝硬変患者の関連図の書き方  ・直腸癌患者の関連図の書き方  ・慢性腎不全患者の関連図の書き方  ・糖尿病患者の関連図の書き方  ・妊娠末期に妊娠高血圧症候群を伴った褥婦  ・子宮癌患者の関連図の書き方  ・正常分娩後の褥婦の関連図の書き方  ・ネフローゼ症候群患児の関連図の書き方  ・大腿部頚部骨折患者の関連図の書き方  ・高齢肺炎患者の関連図の書き方  ・関節リウマチ患者の関連図の書き方  ・統合失調症患者の関連図の書き方

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序文・はじめに・あとがき 等
はじめに  日々生活していくなかで、たとえば仕事のことと家族の問題と自分の健康と、といったように、 いくつかの事柄が絡み合ってちょっと困ったなという経験はありませんか。そのようなときに皆さ んはどのように解決されましたか。「問題を整理しよう」とメモに書きだしたり、状況を図式化し たり、また、それらをもとに関係者で話し合ったりして解決されたのではないでしょうか。  看護においても、その患者様を理解し看護上の問題を抽出していくに当たっては複雑な状況が絡 み合い困ることが多々あります。自分ではない他者の健康に関することを専門家として整理してい くのですから、その難しさや責任は自分のこと以上に感じるものです。そのようなとき、状況を整 理し、からんだ糸をほどく助けをしてくれるものの1つが関連図なのです。  しかしながら、実際には「関連図は苦手」「面倒くさい」「大変」といった声を耳にします。それはどうしてでしょう。「難しく考えすぎている」「書かねばならない」「書いても役に立った感じがしない」など、といった理由でしょうか。そう思われているのなら、それはとても残念なことです。なぜなら、関連図は、先にも述べたように私たちが思考の整理をすることを助けてくれる有能な道具だからです。  本書はNCスペシャル『関連図の書き方をマスターしよう』(医学芸術社)をもとに新訂版として作り直したものです。そこには、諸事情で出版が止まっているものを、活用してくださっている皆様に一層使っていただけるようにしたいとの本出版者の方々の意思があります。そのようなお気持ちをかたちにしていく手助けになればという思いと、前述の苦手意識や面倒くささを少しでも解消し興味をもって取り組んでいくための発信ができればという思いから、執筆に加えていただきました。  作成に当たって、総論は新たに書き直しています。紹介した20事例のうち4つの事例については、新たな事例として書き直しました。また、残りの16事例については、医療事情の変化に合わせて見直しをしていただいています。  関連図自体はさまざまな考え方、書き方がありますから、本書においても統一はしていません。 それぞれの執筆者の関連図に対する理解や考えを大事にして残しています。読者の皆様にそれらを ご覧いただき、ご自分に合うものを見つけて参考にしていただいたり、また、ご覧いただいたなか で気づかれたことをもとに、そこから活用法など発展させていっていただければと思っています。 道具は使うたびに手入れをして、それらを繰り返し使い込んでいくことで、その人になじんだ使 いやすいものになっていきます。ぜひそのような道具を手に入れていただきたいと思います。本書 がそのための一助になれば幸です。 2015年10 月 蔵谷範子




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