トップ  >>  書籍詳細
看護技術 講義・演習ノート 下巻 第2版 
看護技術 講義・演習ノート 下巻 第2版 
著者名 編著:山口瑞穂子(元・茨城キリスト教大学看護学部 教授)
発行年月日 2016年2月24日
判・頁数 B5判 380頁
ISBN 9784907176549
定価(10%税込) 定価 3,960円(10%税込)
在庫 在庫あり 
書籍概要
基礎看護技術の習得をめざす本書は、学校の看護技術の授業の流れをそのままに、技術の基礎知識の「講義」、実際の手順の「演習」、そして「演習の課題」「チェックリスト」「確認テスト」という構成になっている。ほぼすべての技術を映像化した実技DVDがついているので、技術のデモンストレーションとして使えるほか、学生の自己学習用としても非常に役立つ教材。 今回の改訂では、救急・救命に関する技術、看取りに関する技術を加え、上巻「日常生活援助技術篇」、下巻「診療に伴う看護技術篇」の内容構成をより使いやすいものとなるように再編成した。 (上巻)・看護過程、・コミュニケーションに関する技術、・観察・記録に関する技術、・環境調整に関する技術、・活動と休息に関する技術、・栄養と食事に関する技術、・排泄に関する技術、・清潔・衣生活に関する技術 (下巻)・安全を守る技術、・感染予防に関する技術、・診察・検査に関する技術、・与薬に関する技術、・創傷管理に関する技術、・呼吸・循環の維持に関する技術、・看取りに関する技術
書籍目次詳細
看護技術 講義・演習ノート 第2版 下巻 Contents 第1章 安全を守る技術 講義 ・事故防止に関する基礎知識 事故予防対策の演習課題 確認テスト 第2章 感染予防に関する技術 講義 ・感染予防の基礎知識 演習 ・衛生的手洗い、無菌操作 ガイダンス / 衛生的手洗いのデモンストレーション / 無菌操作のデモンストレーション / 衛生的手洗い・無菌操作の演習課題 / 無菌操作の自己学習ノート 演習 ・ガウンテクニック ガイダンス / ガウンテクニックのデモンストレーション / ガウンテクニックの演習課題 確認テスト 第3章 診察・検査に関する技術 講義 ・診察・検査に関する基礎知識 演習 ・静脈血採血と簡易血糖検査の方法 ガイダンス / 静脈血採血と簡易血糖検査のデモンストレーション / 静脈血採血と簡易血糖検査の演習課題 / 静脈血採血と簡易血糖検査の自己学習ノート 確認テスト 第4章 与薬に関する技術 講義 ・与薬に関する基礎知識 演習 ・注射法:筋肉内注射・皮下注射・皮内注射 ガイダンス / 筋肉内注射のデモンストレーション / 皮下注射のデモンストレーション / 皮内注射のデモンストレーション / 筋肉内注射・皮下注射・皮内注射の演習課題 / 筋肉内注射・皮下注射・皮内注射の自己学習ノート 演習 ・注射法:静脈内注射・点滴静脈内注射 ガイダンス / 点滴静脈内注射のデモンストレーション / 点滴静脈内注射の演習課題 / 静脈内注射・点滴静脈内注射の自己学習ノート 演習 ・経口与薬とその他の与薬方法 ガイダンス / 経口与薬・点眼・直腸内与薬のデモンストレーション / 経口与薬・点眼・直腸内与薬の演習課題 / 経口与薬・点眼・直腸内与薬の自己学習ノート 確認テスト 第5章 創傷管理に関する技術 講義 ・創傷管理に関する基礎知識 演習 ・包帯法 184 ガイダンス / 包帯法のデモンストレーション / 包帯法の演習課題 / 包帯法の自己学習ノート 補講 ・洗浄に関する技術 確認テスト 第6章 呼吸・循環の維持に関する技術 講義 ・呼吸・循環の維持に関する基礎知識 講義 ・救命救急処置に関する技術 演習 ・吸引・吸入 ガイダンス /気管内吸引のデモンストレーション / 酸素吸入のデモンストレーション / 吸入・吸引の演習課題 / 吸入・吸引の自己学習ノート 演習 ・罨法 ガイダンス / 罨法のデモンストレーション / 罨法の演習課題 確認テスト 第7章 看取りに関する技術 講義 ・看取りに関する基礎知識 確認テスト 自己学習ノート・確認テスト[解答・解説] 引用・参考文献 索引

続きを読む

序文・はじめに・あとがき 等
はじめに  看護師の業務は、「療養上の世話」と「診療の補助」と規定されています。「療養上の世話」に関しての基本的な看護技術は、『看護技術講義・演習ノート』上巻に看護過程の展開技術やコミュニケーション技術、観察・記録に関する技術とともに「日常生活援助技術篇」として発刊しました。「診療の補助」に関する技術は下巻に「診療に伴う看護技術篇」として、ここにまとめました。  診療に伴う看護技術は、医学・医療の進歩に伴い大きく変化しています。とくに高度医療機器の導入により複雑な機器の操作を駆使した技術や、疾病の早期発見や健康診断のために必要な臨床診断技術など看護者に幅広い知識を基盤とした技術が要求されるようになりました。臨床検査は医師の診断・治療のためだけでなく、看護情報としても重要なものとなります。また、治療・処置や与薬に関する技術は、患者の健康回復には欠かせない技術であり、安全・安楽を考慮した技術の提供が重要となります。そこで検査に関する技術や与薬に関する技術の単元は大幅に紙面を割きました。安全管理や感染予防は、現在、医療社会だけでなく社会の問題としても大きく取り上げられるようになり、広い視野からとらえた知識の学習と技術が要求されるようになりました。また、救急蘇生に関する技術も重要と考え、これらの技術に、看取りに関する技術を加えて「診療に伴う看護技術篇」としてまとめました。  「診療に伴う看護技術篇」は、根拠(エビデンス)を考えて実践する技術が主となることから基礎知識に多くの紙面を割き、それを基盤として感染予防に関する手洗い法や滅菌物の取り扱い方、注射法など高度で注意力を必要とする技術を、教師のデモンストレーションとして現しました。上巻と同じようにエビデンスを土台として学生の演習が進められるように構成しています。演習には確実な技術が身につけられるようDVDも準備しました。上巻と同様に、この1冊で、授業の基本はすべて学習できるよう構成されています。演習後のチェックリストや課題項目、確認テストなども組み入れています。  教師は授業展開に役立ち、学生には使いやすい看護技術の教材として活用していただけると思います。 2016年1月 山口 瑞穂子

続きを読む


page top