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看護のための病気のなぜ?ガイドブック
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書籍概要
代表的な36疾患を取り上げ、読みやすいQ&A形式で、病因・病態、症状・徴候、検査、治療などを個別に解説した後、看護のポイントを解説。各項目が独立しているため、効率よく疾患の本質を理解し、ケアに役立てることができる。
書籍目次詳細
主な内容 Chapter 1 呼吸器系疾患? 慢性閉塞性肺疾患、肺炎、気胸、小児気管支喘息、肺結核 Chapter 2 循環器系疾患 狭心症と心筋梗塞、不整脈、心不全、大動脈瘤 Chapter 3 泌尿器系疾患? 腎不全、急性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、糖尿病性腎症、尿路結石 Chapter 4 消化器系疾患 胃・十二指腸潰瘍 、炎症性腸疾患、肝炎、肝硬変、膵炎 Chapter 5 代謝、内分泌系疾患 糖尿病、痛 風、甲状腺機亢進症(バセドウ病)、甲状腺機能低下症 Chapter 6 神経系疾患 脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、パーキンソン病、脊髄損傷、重症筋無力症 Chapter 7 血液疾患? 白血病、悪性リンパ腫、鉄欠乏性貧血 Chapter 8 免疫系疾患 全身性エリテマトーデス、関節リウマチ Chapter 9 生殖器系疾患 子宮筋腫、前立腺肥大症 Chapter 10 癌(がん)
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序文・はじめに・あとがき 等
はじめに 病気の理解には、まず人体の構造と機能を理解し、その後に病因、 病態、治療、予後などにつき学習することになりますが、『看護のた めの 病気のなぜ? ガイドブック』では代表的な病気をQ & A形式 により病因・病態から容易に理解できるよう企画されています。 看護ケアは症状・徴候、検査結果などから得られた病態の情報に 基づいて行われますが、これらの情報を統合することが重要です。 このために、本書では病因・病態、症状・徴候、検査、治療などを 個別に解説した後に、看護のポイントを解説しています。日常行わ れている看護ケアは、これらの個別の基本的な情報の集大成に基づ いて行なわれていることが理解できると思われます。 本書は看護師になるための学習をしている学生や、看護師として 働きはじめた新人ナース、さらには病気の根拠を十分に学習したい と思っているベテランナースに利用してもらうことを意図していま す。日常の業務に多忙を極めるナースの方でも各項目は独立してい ますので、必要な部分だけを読んでいただくと、効率良く病気の本 質を理解し看護ケアに役立てていただけます。 本書は近年進歩の著しい感染症学、免疫学、血液学、代謝・内分 泌学、循環器学などの成果も記載しました。免疫応答に関する概念 は一変し、適応免疫応答ばかりでなく、自然免疫応答も疾病防御に 重要な役割を果たしていることが明らかとなりました。糖尿病に関 する新薬も広く用いられるようになり、糖尿病治療も一変しました。 メタボリック症候群の対策も進み、また癌の予防では、喫煙に対し ては禁煙外来が充実し、ピロリ菌に対してはピロリ菌の除菌が広く 行われるようになってきました。 山田 幸宏
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