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ぐんぐんのびる看護技術 そのコツとポイント
ぐんぐんのびる看護技術 そのコツとポイント
著者名 編著:川﨑久子(富山県立大学看護学部准教授)
発行年月日 2020年7月21日
判・頁数 B5判 184頁
ISBN 9784907176891
定価(10%税込) 定価 2,860円(10%税込)
在庫 在庫あり 
書籍概要
看護技術のブラッシュアップを目標に、
一つひとつの看護技術の意味を理解しながら、
看護技術の修得をめざす!!
書籍目次詳細
目次 contents

chapter 1  バイタルサイン
バイタルサインの基本知識
体温測定
脈拍測定
血圧測定
呼吸の測定
one point lesson
 体温測定の部位と特徴
 基礎体温測定とはなんだろう
 大変! リズムが乱れてる…… 
 自動血圧計を使用する? 使用しない?3
 コロトコフ音が消えた? また聞こえ出した?
 パルスオキシメータ

chapter 2 病床の整備
環境整備の基本知識
ベッドメーキング
one point lesson
 シーツのたたみ方と広げ方

chapter 3 栄養
食事摂取の基本知識
栄養状態アセスメント
摂食・嚥下アセスメント
食事の援助(経口栄養法)
経腸栄養法(経鼻法)
one point lesson
 摂食・嚥下のメカニズム

chapter 4 排泄援助
排泄援助の基本知識
ベッド上での排尿・排便
オムツを用いた援助
導尿の援助
便秘時の援助
浣腸
摘便 51
one point lesson
 寝衣・寝具の汚染を防ぐ方法
 便器の挿入方法
 おむつ交換のポイント
 導尿用カテーテルの挿入方法
 浣腸実施時の患者の体位
 腹部のマッサージと温罨法

chapter 5 清潔援助
清潔援助の基本知識
入浴・シャワー浴
清拭
洗髪
口腔ケア
足浴
陰部洗浄
one point lesson 
 爪切り

chapter 6 体位変換
体位変換の基本知識
体位変換を行うときに押えてほしい4つのこと
仰臥位から側臥位への体位変換
仰臥位から側臥位への体位変換における留意点
one point lesson 
 ポジショニング

chapter 7 移動・移送
移動・移送の基本知識
杖や歩行器を使った移動・移送
車いすを使った移動・移送
ストレッチャーを使った移動・移送
one point lesson 
 ベッドから車いすへ移動するときの車いすの配置

chapter 8 罨法
罨法の基本知識
温罨法
冷罨法
one point lesson 
 意識障害や知覚障害のある患者に罨法を用いるとき……

chapter 9 検体の採取と取り扱い
検体採取の基本知識
尿の採取
糞便の採取
喀痰の採取
血液の採取
one point lesson 
 細菌検査用の中間尿の採取
 前腕の皮静脈を用いた採血

chapter 10 与薬
与薬の基本知識
経口与薬法
口腔内与薬法
直腸内与薬法
塗布・塗擦法
点眼
注射法の基本知識
皮下注射
筋肉内注射
皮内注射
静脈内注射
輸液法の基本知識
末梢静脈を用いた輸液法
中心静脈を用いた輸液法
輸液ポンプとシリンジポンプ
one point lesson 
 オブラートの使い方
 点眼の方法
 アンプルからの吸引8
 静脈内注射(前腕の肘正中皮静脈などの場合)
 輸液セットと輸液ボトルの接続
 静脈留置針の刺入の仕方
 カテーテルの固定
 穿刺と留置カテーテルの挿入(鎖骨下静脈に穿刺する場合)
 輸液ポンプのアラームが鳴ったら……

chapter 11 酸素療法
酸素療法の基本知識
one point lesson 
 呼吸困難を緩和する体位
 呼吸困難を緩和する呼吸法

chapter 12 気道内吸引
気道内吸引の基本知識
吸引器
one point lesson 
 上気道の吸引

chapter 13 ドレーン管理
基本知識
脳室ドレナージ
胸腔ドレナージ
腹腔ドレナージ
one point lesson 
 脳室ドレナージの方法
 胸腔ドレナージの方法

chapter 14 心肺蘇生法
心肺蘇生法の基本知識
胸骨圧迫
人工呼吸
除細動
one point lesson 
 気管挿管

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序文・はじめに・あとがき 等
看護師は、患者さまと向き合い、患者さまのさまざまな状況をアセスメントしながら看護技術を提供して患者さまの回復過程を支援していくという役割があります。看護基礎教育では、基礎看護学で基本的看護技術を学習したあと、各領域別の演習を経て、臨地実習で、患者さまの状態をアセスメントしながら、ケアプランを立てていきます。実習では、患者さまの個別性に合わせて、安全で安楽な看護技術を提供し、その方向性は患者さまの自立をめざします。そのためには、基本的な看護技術についてしっかりと身に着けておく必要があります。
 しかし、現在のカリキュラムでは、講義と演習がタイトに組み込まれ、自己学習時間を確保するのも難しい状況にあるのが現実でしょう。さらに、看護技術は習ったからすぐできるという性質のものではありません。繰り返しの練習に加えて、状況に合わせて活用していくには、知識と技術のポイントを理解しておく必要があるのではないでしょうか。
 そこで、本書は、看護学生ならびに新人看護師の看護技術のブラッシュアップを目標に企画しました。看護技術の基礎知識をしっかりマスターしたうえで、一つひとつの看護技術の意味を理解しながら、看護技術を修得できるようになってほしいと思ったからです。的確に行動できるようになるには、まずしっかりとした知識をもつこと、行動の目的をはっきりさせることが重要なのです。
 『ぐんぐんのびる看護技術』は、書名のとおり、臨床で必須の看護技術の修得を目標に編集しました。まず、基本知識を理解してから、看護技術の実際についてていねいに解説してあります。記述には平易な文章を心がけました。また、看護技術の根拠やミニ知識を、「ぐんぐんポイント」として取り上げました。看護技術の手順を解説した「ワンポイント・レッスン」も盛り込み、看護技術をわかりやすく解説してあります。
 看護技術は、練習を重ねれば重ねるだけ上達します。ポイントを押さえた練習こそがスキルアップの近道なのです。患者さまに向き合い、効果的な看護技術を提供できるようになるために、本書を役立てていただければ幸いです。

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