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臨床看護で知っておきたい 検査ガイドブック
臨床看護で知っておきたい 検査ガイドブック
著者名 編著:江口正信(公立福生病院診療部部長)
発行年月日 2020年7月21日
判・頁数 新書判 232頁
ISBN 9784907176921
定価(10%税込) 定価 2,640円(10%税込)
在庫 在庫あり 
書籍概要
本書は、実習を含め看護の現場で知っておきたい検査項目について解説し、さらにそれぞれの疾患群や代表的な疾患ごとに必要な検査とその意義、結果の解釈、診断・治療までの流れをまとめ、最後に看護のポイントを記載した。
書籍目次詳細
序章
検査値を看護師がアセスメントする理由

第1章 実習で知っておきたい検査
一般検査
尿検査
便検査
虫卵・虫体の検査
胸水・腹水検査
髄液検査
関節液検査

血液検査
血球数算定、他
骨髄穿刺検査
凝固・線溶系検査

生化学検査
電解質・金属
各種酵素(逸脱酵素)
蛋白質
含窒素成分
脂質
糖質関連物質

免疫血清検査
血清蛋白
自己抗体、アレルギー関連
感染症、ウイルス関連
腫瘍マーカー
ホルモン

輸血検査

細菌検査
 一般細菌検査

病理検査
細胞診
組織診

生理検査
 12誘導心電図
 脳波
 筋電図(針筋電図・神経伝導検査)
 肺機能検査
 超音波検査

画像検査
 X線検査
 CT検査
 MRI検査

第2章 疾患群別に必要な検査
循環器疾患
血圧、他
心電図
血中心筋(障害)マーカー測定
心臓超音波(心エコー)
心臓カテーテル検査

呼吸器疾患
呼吸機能検査
胸部X線検査、胸部CT検査,MRI検査(画像検査)
血液検査(血液・生化学・免疫血清検査)
血液ガス
喀痰検査
胸腔穿刺(胸水・腹水検査、細菌検査、病理検査)
内視鏡検査

消化管疾患
 上部消化管疾患(食道・胃・十二指腸)
 下部消化管疾患(空腸・回腸・盲腸・虫垂・結腸・直腸・肛門管)
 肝臓疾患
 胆道・膵臓疾患
 
代謝疾患
脂質代謝異常

感染症
一般細菌感染症
ウイルス感染症
真菌感染症
院内感染症
薬剤耐性菌

神経疾患
 脳卒中(脳血管疾患)
 脳腫瘍
 パーキンソン病
 重症筋無力症
 ギランバレー症候群
 筋萎縮性側索硬化症(ALS)

腎臓疾患
 糸球体腎炎
 腎盂腎炎
 腎癌
 腎性貧血


第4章 臨床で役立つ検査値の見方と看護
急性心筋梗塞
慢性閉塞性肺疾患
ネフローゼ症候群
糖尿病
術後合併症
結核

妊娠中の合併症
肺がん
貧血
白血病
骨粗鬆症
肺炎
腎不全
肝硬変

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序文・はじめに・あとがき 等
はじめに
臨床検査・画像検査と臨床看護を結ぶ一本の線は、実地医療において重要なポイントとなります。特にはじめて看護実習に臨む学生諸氏や、現在医療現場で活躍中の看護師の方々にとって難関の1つになっていると思います。
 本書では“看護に検査データのアセスメントがなぜ必要なのか”を序章とし、次に実習を含め看護の現場で知っておきたい検査項目について解説し、さらにそれぞれの疾患群や代表的な疾患ごとに必要な検査とその意義、結果の解釈、診断・治療までの流れをまとめ、最後に看護のポイントを記載しました。
また、本書の最大の特徴として、文章はなるべく簡潔にまとめ、実際の疾患における画像データと臓器や組織の写真を多く掲載し、さらに必要な項目については図や表を作製することによって、ビジュアル的に理解を深めるよう努めました。執筆はそれぞれの現場で豊富な経験を有する臨床検査医、臨床検査技師、さらに長年にわたり看護教育や医療現場の第一線で活躍されている看護師の方々が担当しました。
この書が姉妹書である「検査値早わかりガイド」や「検査値ガイドブック」とともに、看護学を専攻している学生諸氏や、現在医療現場の最前線で奮闘されている看護師の方々、および臨床検査を含め、広く医療業務に従事している方々に一読していただければ、執筆者一同この上ない喜びです。

2020年7月
                              江口正信

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