トップ  >>  書籍詳細
臨地実習に生かす病態と治療
臨地実習に生かす病態と治療
著者名 著:山田幸宏(昭和伊南総合病院健診センター長)
発行年月日 2020年12月15日
判・頁数 A5判 440頁
ISBN 9784907176938
価格(税別) 本体価格 3,500円+税
在庫 在庫あり 
書籍概要
臨地実習でよく出合う61疾患、その病態、症状、治療からナーシングポイントをわかりやすく解説!
書籍目次詳細
目次 contents

第1章 呼吸器疾患
1.気管支肺炎 Bronchopneumonia
2.間質性肺炎 Interstitial pneumonia
3.慢性閉塞性肺疾患 Chronic obstructive pulmonary disease(COPD)
4.肺結核 Pulmonary tuberculosis
5.自然気胸 Spontaneous pneumothorax
6.肺がん Lung cancer
7.気管支喘息 Bronchial asthma

第2章 循環器疾患
1.高血圧 Hypertension
2.狭心症と心筋梗塞 Angina pectoris and myocardial infarction(MI)
3.不整脈 Arrhythmia
4.大動脈解離 Aortic dissection
5.心臓弁膜症 Valvular heart disease
6.心不全 Heart failure
7.ショック Shock
8.心房中隔欠損症 Atrial septal defect(ASD)
9.心室中隔欠損症 Ventricular septal defect(VSD)

第3章 消化器疾患
1.食道がん Esophageal cancer
2.胃十二指腸潰瘍 Gastric and duodenal ulcer
3.胃がん Gastric cancer
4.腸閉塞 Intestinal obstruction(イレウス ileus)
5.大腸がん Colorectal cancer
6.ウイルス性肝炎 Viral hepatitis
7.肝硬変 Liver cirrhosis(LC)
8.肝がん Hepatoma
9.膵炎 Pancreatitis

第4章 内分泌・代謝疾患
1.甲状腺機能亢進症 Hyperthyroidism(バセドウ病 Basedowʼs disease)
2.甲状腺機能低下症 Hypothyroidism
3.糖尿病 Diabetes mellitus(DM)
4.脂質異常症 Dyslipidemia
5.痛風 Gout
6.メタボリックシンドローム Metabolic syndrome

第5章 泌尿器疾患
1.急性糸球体腎炎 Acute glomerulonephritis(AGN)
2.慢性糸球体腎炎 Chronic glomerulonephritis(CGN)
3.ネフローゼ症候群 Nephrotic syndrome
4.慢性腎臓病 Chronic kidney disease(CKD)
5.前立腺肥大症 Benign prostatic hypertrophy(BPH)
6.前立腺がん Prostatic cancer

第6章 運動器疾患
1.大腿骨頸部骨折 Femoral neck fracture
2.骨粗鬆症 Osteoporosis

第7章 脳・神経疾患
1.脳出血 Cerebral hemorrhage
2.くも膜下出血 Subarachnoid hemorrhage(SAH)
3.脳梗塞 Cerebral infarction
4.脳腫瘍 Brain tumor
5.パーキンソン病 Parkinson’s disease

第8章 精神疾患
1.双極性障害 Bipolar disorder(躁うつ病 Manic-depressive illness)
2.血管性認知症 Vascular dementia(VaD)
3.アルツハイマー型認知症 Alzheimer's dementia(AD)
4.統合失調症 Schizophrenia
5.てんかん Epilepsy
6.アルコール依存症 Alcoholism

第9章 血液疾患
1.鉄欠乏性貧血 Iron deficiency anemia
2.白血病 Ieukemia
3.悪性リンパ腫 Malignant lymphoma

第10章 膠原病
1.関節リウマチ Rheumatoid arthritis(RA)
2.全身性エリテマトーデス Systemic lupus erythematosus(SLE)

第11章 眼疾患
1.緑内障 Glaucoma

第12章 女性生殖器・乳腺疾患
1.妊娠高血圧症候群 Hypertensive disorders of pregnancy(HDP)
2.子宮がん Uterine cancer
3.卵巣がん Ovarian cancer
4.乳がん Breast cancer

第13章 感染症
1.麻疹(はしか)  Measles

第14章 症状・徴候と精神障害
1.症状・徴候 Symptom and sigh
1.咳(咳嗽)/2.痰(喀痰)/3.呼吸困難/4.チアノーゼ/5.喀血/6.胸痛/7.動悸(心悸亢進)/8.浮腫(むくみ)/9.胸水/10.倦怠感(易疲労感)/11.レイノー現象/12.悪心/13.嘔吐/14.食欲不振(食思不振)/15.嚥下困難/16.吐血・下血/17.便秘・下痢/18.腹痛/19.脱水/20.黄疸/21.腹水/22.乏尿/23.無尿/24.血尿/25.尿失禁/26.多尿/27.頻尿/28.排尿痛/29.尿閉/30.関節痛/31.骨折/32.拘縮/33.頭痛/34.意識障害/35.痙攣/36.運動麻痺/37.痺れ/38.筋力低下/39.不随意運動/40.歩行障害/41.貧血/42.出血傾向/43.リンパ節腫脹/44.易感染性/45.瘙痒(かゆみ)/46.褥瘡/47.発疹/48.熱傷(火傷、やけど)/49.不正性器出血/50.更年期障害/51.低身長/52.発熱とうつ熱/53.熱型
2.精神障害 Mental disorder
知覚の障害/思考の障害/意識、感情、意志の障害/記憶の障害/認知症


コラム
慢性気管支炎 Chronic bronchitis
新型コロナウイルス感染症 COVID-19
細胞性免疫と液性免疫 cellular and humoral immunity
肺がんの腫瘍マーカー tumor marker
循環中枢と心房反射による血圧の調節
心臓の刺激伝導系と心電図
突然死に注意すべき症候群
ショックパンツ(陸軍ショックパンツ military antishock trousers)
食道静脈瘤 Esophageal varices
肝不全の症状
慢性甲状腺炎 Chronic thyroiditis(橋本病 Hashimoto's disease)
血糖値の調整
肥満の判定基準
有酸素運動の効果
糸球体濾過値の測定
尿の生成過程
尿路結石 Urolithiasis(Urinary calculus)
脊髄損傷 Spinal cord injury
椎間板ヘルニア Herniated intervertebral disk
慢性硬膜下血腫 Chronic subdural hematoma
脳の血管
急性硬膜外血腫 Acute epidural hematoma /急性硬膜下血腫 Acute subdural hematoma
除脳硬直と除皮質硬直
神経症 Neurosis
大脳皮質の機能の局在
神経伝達物質 Neurotransmitter
アルコール依存症患者の飲酒量
アルコール体質とアルコール摂取量
溶血性貧血 Hemolytic anemia
播種性血管内凝固症候群 Disseminated intravascular coagulation(DIC)
再生不良性貧血 Aplastic anemia
炎症 Inflammation
多発性筋炎 Polymyositis・皮膚筋炎 Dermatomyositis
白内障 Cataract
子宮内膜症 Endometriosis
乳腺 mammary gland
熱中症 hyperthermia

続きを読む

序文・はじめに・あとがき 等
はじめに

 『臨地実習に生かす病態と治療』は、看護学生がヒトの病気を理解するための基盤となる病態と病態に基づいた治療を理解して臨地実習に生かすことを目的にしています。
 『看護のための病態ハンドブック第2版』が2007年に発行されてから13年の月日が流れました。この13年間には病態と治療の進歩に伴い、医療が一変しました。免疫学、分子生物学の進歩に伴い、分子標的治療薬、免疫チェックポイント阻害薬の使用によるがんの治療が標準治療として行われるようになりました。
 新型コロナウイルスによる急性呼吸器疾患 coronavirus disease 2019、COVID-19は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)によって発症するウイルス性呼吸器疾患であり、パンデミックを起こしており、現在なお終息の兆しがみえていません。特異な免疫応答を示すCOVID-19の病態についても詳細に記載しました。
 糖尿病治療薬も、病態解明の進歩に伴い、多くの新規治療薬が登場し、個人にあった薬剤の選択がされるようになりました。高血圧、虚血性心疾患、心不全に対する病態の解明も進みました。
 『看護のための病態ハンドブック第2版』では109の疾患項目数がありましたが、今回はそのなかから基本的な病態を理解するために必要な代表的な病態を選び、60疾患を厳選し、さらに症状・徴候を52項目追加し、最新の情報に書き換えました。
 疾患は循環器、消化器、内分泌、栄養代謝、腎臓・泌尿器、運動器、脳血管、神経・筋、精神、血液、免疫、皮膚感覚器、女性生殖器、小児を網羅しています。
 それぞれの疾患において、病態、症状、治療を記載しました。取り上げた疾患数はすべて、臨床で多くみられるものであり、しかも病態全般を理解する基礎になるものです。したがって、これらを学ぶことにより、記載されていない病態、疾患でも、自身で正しく推論することができるようになります。
 本書は、看護に必要な専門用語を積極的に使用しました。専門用語は一度理解すると、その便利さに驚かされます。日本語とともに、英語が出てきます。これは、日本語だけだとその意味しているところがわかりにくかったり、正確ではなかったりする場合であっても、英語を併記することでより正確になるとの理由からです。また、臨床現場でよく使われているので、職場での意思疎通にも力を発揮します。
 本書は、看護師になるための勉強をしている看護学生ばかりでなく、看護師として働きはじめた若手ナース、さらには疾病の根拠を十分に勉強したいと思っているベテランナースに利用してもらうことも意図しています。
 高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病対策として特定健康診断・保健指導が広く行われています。これらの業務に携わる臨床の看護師、保健師、助産師をはじめ、看護に携わる教員や看護学生などにも広く利用していただければ幸いです。

2020年11月
昭和伊南総合病院健診センター長
山田幸宏

続きを読む


page top