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わかるから楽しい解剖生理 テーマ50
わかるから楽しい解剖生理 テーマ50
著者名 著:鈴川 茂(細胞博士)
発行年月日 2023年8月10日
判・頁数 B5判 216頁
ISBN 9784867490136
定価(10%税込) 定価 2,640円(10%税込)
在庫 在庫あり 
書籍概要
「はたらく細胞」の細胞博士、鈴川茂先生が、「解剖生理は苦手です。」という看護学生のための救済書を発行。鈴川先生が普段行っている本当にわかりやすい講義を書面で再現。これで勉強すれば解剖生理が楽しくなる。
書籍目次詳細
目次
第1章 細胞博士が教える「細胞」
テーマ① 細胞と恒常性
テーマ② 細胞小器官
テーマ③ ヒトの一生と細胞分裂
テーマ④ 遺伝子とは?
テーマ⑤ 細胞膜とその透過性
テーマ⑥ 浸透圧
テーマ⑦ レセプターとリガンド
テーマ⑧ 細胞と組織

第2章 血液と免疫
テーマ⑨ 体液と恒常性
テーマ⑩ 血液凝固と線溶
テーマ⑪ 生体防御と免疫
テーマ⑫ 自然免疫と白血球
テーマ⑬ 適応免疫①(液性免疫)
テーマ⑭ 適応免疫②(細胞性免疫)
テーマ⑮ アレルギー、ワクチン
テーマ⑯ 血液型と輸血

第3章 ニューロンと神経系
テーマ⑰ ニューロンの構造とグリア細胞
テーマ⑱ 静止電位
テーマ⑲ 活動電位
テーマ⑳ 興奮の伝達と神経伝達物質
テーマ㉑ 神経系を全部紹介
テーマ㉒ 脳の構造とはたらき
テーマ㉓ 脊髄の構造とはたらき
テーマ㉔ 自律神経系

第4章 循環系
テーマ㉕ 心臓と血管
テーマ㉖ 心電図
テーマ㉗ 循環系のまとめ、胎児循環

第5章 ホルモン
テーマ㉘ ホルモンとは?
テーマ㉙ ホルモンを全部紹介①
テーマ㉚ ホルモンを全部紹介②
テーマ㉛ ホルモンのフィードバック調節

第6章 栄養の吸収と代謝
テーマ㉜ 肝臓の構造とはたらき
テーマ㉝ ヒトの消化系
テーマ㉞ 三大栄養素の分解過程
テーマ㉟ 副栄養素(ビタミン・ミネラル)
テーマ㊱ 血糖量の調節
テーマ㊲ 体温の調節

第7章 泌尿器
テーマ㊳ 腎臓の構造とはたらき
テーマ㊴ 腎クリアランス、ムーアの4相

第8章 呼吸生理
テーマ㊵ ヘモグロビンの性質
テーマ㊶ 酸素解離曲線
テーマ㊷ 酸・塩基平衡
テーマ㊸ 肺胞の圧力と胸腔内圧

第9章 骨と筋肉
テーマ㊹ 骨の形成と破壊
テーマ㊺ 筋組織と骨格筋の構造
テーマ㊻ 筋収縮のしくみ

第10 章 遺伝
テーマ㊼ 遺伝と染色体
テーマ㊽ 遺伝計算の極意
テーマ㊾ 性別の決定と伴性遺伝
テーマ㊿ 血友病と遺伝4

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序文・はじめに・あとがき 等
ようこそ、細胞博士「鈴川茂」の解剖生理の世界へ!!

からだの勉強は自分の勉強!!
 こんにちは。TVアニメ「はたらく細胞」の細胞博士の鈴川茂です。このたびは、本書を手にとっていただき、本当にありがとうございます。
 本書は、「解剖生理って、難しい単語ばかりでなかなか勉強が進まない〜(涙)」「国家試験の対策として、気軽に読み進める本がほしい〜!」というすべての看護学生の救済のための本です。本当に「覚えるべき知識」だけを厳選しました。本書に書かれている内容を覚えておけば安心ですよ。
 本書のモットーは、「僕がふだん行っている講義の完全再現」です。そして、「この1冊で国家試験の解剖生理の分野を完全攻略」できるように編集しました。また、本書を利用する方が勉強したい単元をスッキリと絞りやすくするために、解剖生理の内容を50 の「テーマ」に小分けしました。さらに、読みやすくするために、各テーマの内容を“4ページ単位”で構成しました。各テーマに難易度もつけていますので、取り組むときの参考にしてくださいね。
 本書では、ミトさん、サイ君、ゴル君、リムさんという個性あふれる4人の看護学生とともに、コミカル、かつ、わかりやすく、解剖生理の内容を説明させていただいております。本書を読み込むだけで、覚えなくてはならない内容はもちろん、解剖生理を勉強するうえでの“背景知識”や“考え方”も難なく理解することができます。
 僕は「からだの勉強は自分の勉強!」をモットーとして、日本全国を駆けめぐっては熱い講義を行い、ときには、テレビアニメ「はたらく細胞」の細胞博士として、からだの勉強の大切さを訴える日々を送っています(←YouTubeにて、「はたらく細胞ゼミナール」や「細胞図鑑」の動画を好評配信中です)。2022年には、日本テレビ放送の「世界一受けたい授業」で細胞に関する授業を披露させていただきました。
 これらの活動の原動力はすべて、「勉強の楽しさ、細胞や解剖生理の楽しさを多くの方に知ってもらいたい」という思いです。本書を読み込むと「本当にわかる」から勉強が楽しくなるはずですよ。細胞や解剖生理の知識をたくさんもつことにより、いろいろな現象と“自分自身”をつなげることができるようになるため、“病気”など、さまざまな重要な話題について意見をもつことができるようになります。つまり、「細胞や解剖生理に興味をもってくれる人が増えれば世の中はもっとよくなる」ということです。本書が、その手助けの一役を担うことができれば、これ以上嬉しいことはありません。
 さぁ、僕と一緒に解剖生理の楽しさを分かち合いましょう!

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