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新訂版 実践に生かす看護理論19
新訂版 実践に生かす看護理論19
著者名 城ヶ端 初子(聖泉大学大学院看護学研究科教授)
発行年月日 2013年3月15日
判・頁数 A5判 384頁
ISBN 9784907176105
定価(10%税込) 定価 3,080円(10%税込)
在庫 在庫なし 
書籍概要
城ヶ端 初子(東京有明医療大学大学院看護学科研究科教授)著
19人の看護理論家の看護理論と看護過程のつながりを解説。
事例を用いた看護展開で解説しているので、実践に生かすことができる。
書籍目次詳細
序 章 看護理論への招待
第1章 フローレンスナイチンゲール:環境論
第2章 ヴァージニア・A. ヘンダーソン:ニード
第3章 アーネスティン・ウィーデンバック:臨床看護での援助技術
第4章 フェイ・グレン・アブデラ:21の看護問題
第5章 ビルデガード・E. ペプロウ:人間関係の看護論
第6章 アイダ・ジーン・オーランド:看護過程理論
第7章 ジョイス・トラベルビー:人間対人間の関係モデル
第8章 シスター・カリスタ・ロイ:適応モデル
第9章 ドロセア・E. オレム:セルフケア不足理論
第10章 マーサ・E. ロジャーズ:統一された人間モデル
第11章 パトリシア・ベナー:臨床での看護実践における卓越性とパワー
第12章 アイモジン・M. キング:目標達成理論
第13章 マーガレット・A. ニューマン:健康のモデル
第14章 マデリン・M. レイニンガー:文化的ケア理論
第15章 リディア・E. ホール:ケア・コア・キュアのモデル
第16章 ローズマリー・リゾ・パースイ:人間生成理論
第17章 ベティ・ニューマン:システム・モデル
第18章 ジーン・ワトソン:ケアリングの哲学と科学
第19章 マージョリー・ゴードン:機能的健康パターンによる看護診断
終 章 それぞれの理論による看護過程

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序文・はじめに・あとがき 等
監修者のことば

 看護理論は、ナイチンゲールによって基礎が築かれて以来、20世紀のアメリカで研究・開発がなされ、現場で活用されて発展してきました。
 一方、わが国では、看護理論に関する研究・開発が行われるようになってまだ40年前後にしかなりません。しかし現在、看護基礎教育課程での看護理論の教育や、臨床での理論活用が活発に行われるようになってきています。
 このような状況のなかでも、「看護理論は難しい」「看護では実践ができれば理論は不要だ」といった声を耳にすることがあります。
 そこで、看護師・看護学生にとって、看護理論をもっと身近なものとして学習でき、臨床の場でも活用の場を広げていけるようになるには、どのようにしたらいいのかを考えました。
 その1つの方法として、本書の構成を検討しました。
1)看護理論家の人となりや活動など、わかりやすく親しめるように記述しました。その理論家も自分と同様に看護者であり、看護実践を重ねるなかで、理論を構築したものであることがみえるように工夫しました。
2)看護理論は、わかりやすく読めるように、図表をつけて説明しました。
3)それぞれの看護理論がどのように実践に移せるのかを、1つの事例を展開することで解説しました。
4)それぞれの看護理論の看護過程を一覧表にまとめました。ただし、理論によってはアセスメント、看護診断、計画、実施、評価の段階を踏まないものもありますが、その理論については違いを表示しています。
 それぞれの理論家の意図を重視しながら、できるだけわかりやすく、親しめる看護理論の解説にすべく努力したものの、全体の形式を一定にすることからくる制約や文章表現など、力及ばない点も多くあるかと思います。ご指摘いただければ幸いです。
 なお、筆者らは、看護理論に関する学習の途上にあります。今後ともご指導を賜りますようにお願い申し上げます。
 本書をまとめるにあたり、私どもに多くの気づきや学習の機会を与えてくださった看護理論家の方々に感謝の意を表します。

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