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周産期ケアマニュアル 【第3版】
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書籍概要
妊娠初期から末期、分娩期、産褥期および新生児編について周産期にまつわる全てのことを解説。新たに「子癇発作への対応とケア」「異常出血への対応とケア」「帝王切開術のケア」などを加えた。
書籍目次詳細
Chapter1 妊娠期と胎児の成長編
妊娠初期 1 妊娠の確定診断と妊娠週数の数え方
2 妊娠初期の健診とスクリーニング
3 妊娠初期の胎児の成長と能力
4 内診の介助
5 耐糖能検査
6 妊娠嘔吐・妊娠悪阻と食事
妊娠中期 1 妊娠中期の健診
2 妊娠中期のスクリーニング
3 妊娠中期の胎児の成長と能力
4 乳房の変化とセルフケア
5 妊娠高血圧症候群
6 着帯
7 日常の過ごし方
8 妊婦運動療法(マタニティ・ビクス、マタニティ・ヨガ)
9 妊娠中期の食事
10 胎教
11 出産準備教室のプログラミング
妊娠末期 1 妊娠末期に必要な検査とスクリーニング
2 胎児心拍数モニタリング
3 妊娠末期の胎児発育の観察と評価
4 胎盤の成長と機能
5 マイナートラブル
6 分娩準備1 リラクセーション
7 分娩準備2 呼吸法
8 妊婦のシートベルト着用方法
Chapter2 分娩期編
1 パルトグラムの活用と分娩予測
2 児の回旋のメカニズム
3 内診の実際
4 破水のメカニズムとケア
5 産痛へのケア
6 分娩進行促進へのケアと処置
7 分娩期の食事
8 分娩に伴う処置
9 分娩の介助
10 会陰切開・会陰裂傷
11 児心音下降への対応
12 異常出血への対応とケア
13 子癇発作への対応とケア
14 臍帯血ガスの評価
15 早期母子接触・早期授乳
16 胎盤の観察
17 院内助産・助産師外来
18 フリースタイル出産
19 帝王切開術を受ける産婦へのケア
Chapter3 産褥期編
1 子宮復古の観察とケア
2 外陰部と痔核のケア
3 母乳分泌と射乳のしくみ
4 産褥期の乳房ケア
5 乳房・乳頭トラブルへの対応
6 吸啜のメカニズム
7 授乳介助
8 搾乳と母乳の冷蔵・冷凍保存およびその使用
9 尿失禁 恥骨痛 腰痛
10 家族計画指導
11 母乳によい食事
Chapter4 新生児編
1 保湿
2 出生直後の新生児のバイタルサイン
3 新生児の蘇生
4 胎外生活不適応状態へのケア(低体温、低血糖、呼吸障害)
5 計測・反射・評価
6 点眼と臍処置
7 沐浴
8 清拭
9 ビタミンK2シロップの投与
10 新生児マススクリーニング検査
11 生理的黄疸
12 光線療法
13 聴力検査
14 生理的変化
15 新生児訪問
16 新生児への正しいチャイルドシート使用方法
資料編 母子保健制度
妊娠初期に活用できる母子保健制度
妊娠中期に活用できる母子保健制度
妊娠末期に活用できる母子保健制度
産褥期に活用できる母子保健制度
育児期に活用できる母子保健制度
妊娠初期 1 妊娠の確定診断と妊娠週数の数え方
2 妊娠初期の健診とスクリーニング
3 妊娠初期の胎児の成長と能力
4 内診の介助
5 耐糖能検査
6 妊娠嘔吐・妊娠悪阻と食事
妊娠中期 1 妊娠中期の健診
2 妊娠中期のスクリーニング
3 妊娠中期の胎児の成長と能力
4 乳房の変化とセルフケア
5 妊娠高血圧症候群
6 着帯
7 日常の過ごし方
8 妊婦運動療法(マタニティ・ビクス、マタニティ・ヨガ)
9 妊娠中期の食事
10 胎教
11 出産準備教室のプログラミング
妊娠末期 1 妊娠末期に必要な検査とスクリーニング
2 胎児心拍数モニタリング
3 妊娠末期の胎児発育の観察と評価
4 胎盤の成長と機能
5 マイナートラブル
6 分娩準備1 リラクセーション
7 分娩準備2 呼吸法
8 妊婦のシートベルト着用方法
Chapter2 分娩期編
1 パルトグラムの活用と分娩予測
2 児の回旋のメカニズム
3 内診の実際
4 破水のメカニズムとケア
5 産痛へのケア
6 分娩進行促進へのケアと処置
7 分娩期の食事
8 分娩に伴う処置
9 分娩の介助
10 会陰切開・会陰裂傷
11 児心音下降への対応
12 異常出血への対応とケア
13 子癇発作への対応とケア
14 臍帯血ガスの評価
15 早期母子接触・早期授乳
16 胎盤の観察
17 院内助産・助産師外来
18 フリースタイル出産
19 帝王切開術を受ける産婦へのケア
Chapter3 産褥期編
1 子宮復古の観察とケア
2 外陰部と痔核のケア
3 母乳分泌と射乳のしくみ
4 産褥期の乳房ケア
5 乳房・乳頭トラブルへの対応
6 吸啜のメカニズム
7 授乳介助
8 搾乳と母乳の冷蔵・冷凍保存およびその使用
9 尿失禁 恥骨痛 腰痛
10 家族計画指導
11 母乳によい食事
Chapter4 新生児編
1 保湿
2 出生直後の新生児のバイタルサイン
3 新生児の蘇生
4 胎外生活不適応状態へのケア(低体温、低血糖、呼吸障害)
5 計測・反射・評価
6 点眼と臍処置
7 沐浴
8 清拭
9 ビタミンK2シロップの投与
10 新生児マススクリーニング検査
11 生理的黄疸
12 光線療法
13 聴力検査
14 生理的変化
15 新生児訪問
16 新生児への正しいチャイルドシート使用方法
資料編 母子保健制度
妊娠初期に活用できる母子保健制度
妊娠中期に活用できる母子保健制度
妊娠末期に活用できる母子保健制度
産褥期に活用できる母子保健制度
育児期に活用できる母子保健制度
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序文・はじめに・あとがき 等
はじめに
2013年に新訂版が、その翌年には新たに項目を見直し第2版を出版し約6年が過ぎました。2013年当時には、画像や動画を多く駆使したサブテキストの発刊が多く見受けられるようになり始めたころで、本書はその先駆け的な位置づけであったことと自負しております。初版のときから、“視覚教材を有効に活用することで看護実践に結びつける”というねらいと思いは変わりません。よりリアルに臨床実践に結びつけられ、その根拠の理解が一度に学習できる本書は、これまでもこれからも周産期看護に携わる皆様のバイブルでありたいと願っています。
今回の大幅な改訂は、【妊娠期編】では、新しい妊娠高血圧症候群の定義や病態の理解、管理方法を加筆し、妊娠・分娩回数の表記の仕方についてもわかりやすく解説しました。【分娩期編】では、新しく画像を差し替え、また異常への対応の理解として“子癇発作への対応とケア”、“異常出血への対応とケア”の内容を入れました。産科学的知識だけでなく、本書の目的であるケアの視点を十分に解説し、早期発見のための看護の視点と観察ポイントも詳細に記載しました。また、帝王切開術の件数が増加していることから、 “帝王切開術のケア”についても新たな項目として加わりました。【産褥期編】では、母乳によい食事という新しい視点で、最新の研究結果から実際に臨床で活用できる知識をもとに内容を追加しています。
約6年間、内容がアップデートされておりませんでしたので母子保健制度についても妊娠期から産褥期、新生児期まで一新し、我が国の車社会や妊婦の交通外傷の増加を反映して、妊婦や新生児のシートベルトに関する具体的装着方法や内容についても詳しく掲載しています。ぜひ、保健指導に活用していただけることを願っています。
本書の各項目は、<目的><意義><看護技術内容><根拠>の流れになっており、学習過程において理解しやすい構成としています。テキストを読みながら同時に画像や動画を視覚的に入れることでより楽しい学習になることを期待しています。
看護学や助産学を学ぶ学生の方はもちろん、看護師・助産師・保健師の皆様にも卒後教育として活用していただくこと、周産期の現場で学生教育や臨床実践教育ですぐに手にとることのできる身近な教科書でありたいと思います。
最後に貴重な臨床現場での撮影にご理解とご協力をいただきました、妊産褥婦の皆様、滋賀医科大学医学部付属病院6A病棟、静岡市立清水病院産婦人科病棟、南草津野村病院、おおいしレディースクリニック、菜桜助産院の関係者の皆様に深く感謝申し上げます。
2020年3月吉日 立岡 弓子
滋賀医科大学医学部看護学科教授 臨床看護学(母性・助産学)
2013年に新訂版が、その翌年には新たに項目を見直し第2版を出版し約6年が過ぎました。2013年当時には、画像や動画を多く駆使したサブテキストの発刊が多く見受けられるようになり始めたころで、本書はその先駆け的な位置づけであったことと自負しております。初版のときから、“視覚教材を有効に活用することで看護実践に結びつける”というねらいと思いは変わりません。よりリアルに臨床実践に結びつけられ、その根拠の理解が一度に学習できる本書は、これまでもこれからも周産期看護に携わる皆様のバイブルでありたいと願っています。
今回の大幅な改訂は、【妊娠期編】では、新しい妊娠高血圧症候群の定義や病態の理解、管理方法を加筆し、妊娠・分娩回数の表記の仕方についてもわかりやすく解説しました。【分娩期編】では、新しく画像を差し替え、また異常への対応の理解として“子癇発作への対応とケア”、“異常出血への対応とケア”の内容を入れました。産科学的知識だけでなく、本書の目的であるケアの視点を十分に解説し、早期発見のための看護の視点と観察ポイントも詳細に記載しました。また、帝王切開術の件数が増加していることから、 “帝王切開術のケア”についても新たな項目として加わりました。【産褥期編】では、母乳によい食事という新しい視点で、最新の研究結果から実際に臨床で活用できる知識をもとに内容を追加しています。
約6年間、内容がアップデートされておりませんでしたので母子保健制度についても妊娠期から産褥期、新生児期まで一新し、我が国の車社会や妊婦の交通外傷の増加を反映して、妊婦や新生児のシートベルトに関する具体的装着方法や内容についても詳しく掲載しています。ぜひ、保健指導に活用していただけることを願っています。
本書の各項目は、<目的><意義><看護技術内容><根拠>の流れになっており、学習過程において理解しやすい構成としています。テキストを読みながら同時に画像や動画を視覚的に入れることでより楽しい学習になることを期待しています。
看護学や助産学を学ぶ学生の方はもちろん、看護師・助産師・保健師の皆様にも卒後教育として活用していただくこと、周産期の現場で学生教育や臨床実践教育ですぐに手にとることのできる身近な教科書でありたいと思います。
最後に貴重な臨床現場での撮影にご理解とご協力をいただきました、妊産褥婦の皆様、滋賀医科大学医学部付属病院6A病棟、静岡市立清水病院産婦人科病棟、南草津野村病院、おおいしレディースクリニック、菜桜助産院の関係者の皆様に深く感謝申し上げます。
2020年3月吉日 立岡 弓子
滋賀医科大学医学部看護学科教授 臨床看護学(母性・助産学)
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