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新訂版 根拠から学ぶ基礎看護技術 第2版
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書籍概要
臨床に不可欠な基本的な看護技術について、“なぜ必要なのか”“なぜそうするのか”をわかりやすく解説。看護技術の理論的な裏付けを楽しく学べる。今回の改訂では、新たに「救命救急処置」の知識と技術を追加した。
書籍目次詳細
主な内容
1 体温
・「体温」「呼吸」「脈拍」「血圧」をバイタルサインとよぶのはなぜ?
・体温を測定する場所が決まっているのはなぜ?
・腋窩、口腔、直腸のそれぞれに測定する部位が決まっているのはなぜ?
・体温の測定部位によって温度差があるのはなぜ?
・腋窩温は10分間、口腔温は5分間、直腸温は3分間測定するのはなぜ?
・成人の正常体温が、腋窩温で36~37℃と決まっているのはなぜ?
・側臥位では上側の腋窩温のほうが高いのはなぜ?
・正常な体温でも、1日のうちで体温に差があるのはなぜ?
・「基礎体温」は、早朝、舌下で測定するのはなぜ?
・年齢によって体温差があるのはなぜ?
・熱が急激に上がるとき、悪寒・戦慄が起こるのはなぜ?
・体温が急激に上がるとき、汗が出るのはなぜ?
・熱が下がるとき、汗が出るのはなぜ?
・熱があると心拍動数が増えるのはなぜ?
・熱があると呼吸数が増えるのはなぜ?
・保温をする際、1時間に1度程度、体温が上昇するように行うのはなぜ?
2 脈拍
・脈拍を測定するとき示指、中指、薬指の3指で測定するのはなぜ?
・脈拍は、一般に橈骨動脈で測定するのはなぜ?
・脈拍数と心拍数が異なる場合があるのはなぜ?
・脈拍の左右差を確認するのはなぜ?
・脈拍測定時、首を曲げたり回したりしてはいけないのはなぜ?
・年齢により脈拍数が違うのはなぜ?
・運動、食事、入浴、精神感動などにより、脈拍数が違うのはなぜ?
3 呼吸
・呼吸測定時、患者に気づかれないようにして測定するのはなぜ?
・年齢により呼吸数が異なるのはなぜ?
・激しい運動後などは、呼吸が速く、深くなるのはなぜ?
・SpO2が90%以下のときに、早急な対応が必要なのはなぜ?
・末梢循環不全のある部位でSaO2測定を避けるのはなぜ?
・呼吸が苦しいとき、臥位よりも座位のほうが楽なのはなぜ?
4 血圧
・一般に血圧を上腕で測定するのはなぜ?
・一般に、同一側で血圧を測定するのはなぜ?
・測定部位を心臓と同じ高さになるようにするのはなぜ?
・マンシェットの幅が年齢や体格などで決まっているのはなぜ?
・マンシェットを巻くとき、指が1~2本入る程度の強さで巻くのはなぜ?
・マンシェットのゴム嚢の中央が上腕のやや内側で、下縁が肘関節の2~3cm上方になるように巻くのはなぜ?
・血圧測定時、袖を肩までまくるなどして上腕の圧迫を避けるのはなぜ?
・予測される収縮期、または触診法で得た値より30mmHgくらい加圧して測定するのはなぜ?
・血圧を測定するとき、しばらく安静にしてから測定するのはなぜ?
・体位により血圧の値が変わるのはなぜ?
・血圧には、性差、年齢差などがあるのはなぜ?
・運動、入浴、食事などで血圧が上昇するのはなぜ?
5 排泄
・寝たままでは尿が出にくいのはなぜ?
・膀胱に尿がたまると尿意をもよおすのはなぜ?
・夜間はあまり尿意をもよおさないのはなぜ?
・尿失禁が起こるのはなぜ?
・女性の導尿時、カテーテルの挿入の長さが4~6cmなのはなぜ?
・導尿を行うとき、無菌操作なのはなぜ?
・膀胱留置カテーテル中の蓄尿バッグは、膀胱より高く上げてはいけないのはなぜ?
・便意をもよおすのはなぜ?
・便意があっても我慢すると便意が止まってしまう場合があるのはなぜ?
・排便時、尿も一緒に出るのはなぜ?
・摂取した食物が残渣物として排泄されるまでにどのくらい時間がかかるの?
・便にいろいろな性状があるのはなぜ?
・便秘時、果物、野菜、水分などを多くとるとよいといわれるのはなぜ?
・排便後、血圧低下により気分不快が生じることがあるのはなぜ?
・ストレスがかかると排便状態に影響が出るのはなぜ?
・浣腸は無菌操作でなくてもよいのはなぜ?
・浣腸時、カテーテルを挿入する長さはどのくらいなの?
・浣腸時、左側臥位にするのはなぜ?
・高圧浣腸時、イリゲーターの液面の高さを肛門から50cmくらいにするのはなぜ?
・浣腸のカテーテル挿入時、患者に口呼吸させるのはなぜ?
・浣腸液の温度を40℃程度にするのはなぜ?
・浣腸液を注入した後、5分間くらい我慢させるのはなぜ?
6 栄養
・年齢、性別、体格などにより栄養摂取量が違うのはなぜ?
・誤嚥予防のためにうなずき嚥下がよいのはなぜ?
・誤嚥はなぜ起こってしまうのでしょうか?
・1日に必要な水分量は、どのくらいなの?
・経管栄養チューブの挿入の長さが成人で45~50cmなのはなぜ?
・経管栄養時、注入速度が速いとどうなるの?
・経管栄養のチューブ挿入時、半座位や座位をとらせるのはなぜ?
・経管栄養で流動物注入中、上体を少し上げたほうがよいのはなぜ?
・経管栄養中に誤嚥してしまうことがあるのはなぜ?
・身長測定時、足先を30~40°開くのはなぜ?
・体重測定は一定の時刻に行なうほうがよいのはなぜ?
・腹囲測定のとき、仰臥位で膝を伸ばした体位をとるのはなぜ?
7 清潔
・入浴の湯の温度は40~43℃が適当とされているのはなぜ?
・入浴は食直前、食直後を避けたほうがよいのはなぜ?
・患者の入浴時間は、5~10分くらいがよいのはなぜ?
・食事をしていなくても口腔ケアが必要なのはなぜ?1
8 体位と患者の移送
・患者を動かすとき、ボディメカニクスを用いるとよいのはなぜ?
・患者を移送するとき、頭を下げてはいけないのはなぜ?
・患者を移送するとき、足から先に進むのはなぜ?
・片麻痺患者は患側を下にした側臥位を避けたほうがよいのはなぜ?
・長い時間、同一体位をとっていると褥瘡ができやすいのはなぜ?
・褥瘡が骨の出ている部位にできやすいのはなぜ?
9 吸入
・酸素吸入を開始する場合、急に多量の酸素を流してはいけないのはなぜ?
・どんなとき、SaO2が下がっても酸素濃度をあげてはいけないの?
・リザーバーマスクを選択するときはどんなときですか?
・酸素吸入を行うとき、加湿器(コルベン)に水を入れるのはなぜ?
・酸素吸入を行っているときは、火気厳禁とするのはなぜ?
・薬液を肺胞に作用させたいときは、超音波ネブライザーを使用するのはなぜ?
・吸入時にマウスピースをくわえて軽く口を閉じ、ときどき深呼吸をするのはなぜ?
10 与薬
・薬物の服用時間は食前、食間、食後、時間ごとなどいろいろあるのはなぜ?
・鉄剤服用前後1時間は、お茶を飲んではいけないのですか?
・鉄剤を飲むと便が黒くなるのはなぜ?
・テトラサイクリン系の薬は、牛乳と一緒に服用してはいけないのはなぜ?
・グレープフルーツと降圧剤の組み合わせが禁忌なのはなぜ?
・カプセル剤は、カプセルから出して中身だけ服用してはいけないのはなぜ?
・麻薬を使用すると、なぜ吐き気や便秘が起こるのはなぜ?
・舌下錠は飲み込んだり、かみ砕いてはいけないのはなぜ?
・転倒のリスクマネジメントが必要な薬はなんですか?
・注射法にはいろいろな方法があるけれど、その薬効はどう違うの?
・注射法により注射針が違うのはなぜ?
・注射や採血のときの皮膚の消毒は、アルコール綿(酒精綿)なのはなぜ?
・アルコール綿が使えない患者さんの場合、変わりになる消毒薬はありますか?
・筋肉内注射と皮下注射では注射部位が違うのはなぜ?
・皮下注射時、注射針の刺入角度が10~30度なのはなぜ?
・筋肉内注射時、注射針の刺入角度が45~90度なのはなぜ?
・注射後、マッサージするのはなぜ?また、マッサージをしてはいけないのはどういうとき?
・注射を同じ部位に続けて行なってはいけないのはなぜ?
・点滴静脈内注射の注入速度は決まっているの?
・注射時、空気が入ってはいけないのはなぜ?
・点滴静脈内注射が血管外に漏れるとどうなるの?
11 輸血
・必要に応じて各成分を輸血する成分輸血が広く行われているのはなぜ?
・成分製剤によって保存温度や保存期間が異なるのはなぜ?
・輸血を行う前に交差適合試験を行わなければならないのはなぜ?
・血小板製剤を輸血する場合、異型輸血(ABO血液型をあわせなくてもよい)が可能なのはなぜ?
・赤血球製剤は室温に戻さずに、できるだけ早く使用するようになったのはなぜ?
・輸血開始直後に患者の状態の観察と速度調節を行うのはなぜ?
・輸血して3~6か月後に、感染症のスクリニーングをするのはなぜ?
12 採血
・採血は一般的に空腹時に行なうのがよいとされているのはなぜ?
・採血は運動・入浴直後は避けたほうがよいのはなぜ?
・採血するとき、駆血帯(止血帯)を巻くのはなぜ?
・採血をするとき、母指を中にして握らせるのはなぜ?
・採血時、血管がはっきりわからないと軽く叩いたり、温めたり、末梢からこすったりするのはなぜ?
・採血部位は前腕を多く用いるのはなぜ?
・採血後、マッサージしてはいけないのはなぜ?
・血管迷走神経反射はなぜ起こるの?
・採血した血液が時間とともに分離するのはなぜ?
・赤血球沈降速度測定時、3.8%のクエン酸ナトリウムを用いるのはなぜ?
・赤血球沈降速度測定時は、3.8%のクエン酸ナトリウムが0.4mLで血液1.6mLとするのはなぜ?
13 感染予防
・スタンダード・プリコーション(標準予防策)を行う必要があるのはなぜ?
・衛生的手洗いを行うのはなぜ?
・結核が疑われる段階で、部屋を隔離するのはなぜ?
・滅菌手袋を装着する際にも衛生的手洗いを行うのはなぜ?
・無菌操作を行うのはなぜ?
・消毒用綿球を渡すとき、相手の鑷子より高い位置で渡すのはなぜ?
14 救命救急処置
・受持ち患者の様子がいつもと違い、ぐったりしています。どのように対応したらよいですか?
・患者の意識がありません。どうしたよいですか?
・急変時の脈はどうして頸動脈でみるのですか?
・心停止の患者の救命に大切なことは何ですか?
・心臓が動いていたのに心停止と判断してしまい、胸骨圧迫をしたらどうなりますか?
・胸骨圧迫が必要な心電図にはどんなものがありますか?
・患者のそばには私1人しかいません。人工呼吸はしますか?
・患者が中心静脈カテーテルを自己抜去してしまい、挿入部から出血しています。どうしたらよいですか?
1 体温
・「体温」「呼吸」「脈拍」「血圧」をバイタルサインとよぶのはなぜ?
・体温を測定する場所が決まっているのはなぜ?
・腋窩、口腔、直腸のそれぞれに測定する部位が決まっているのはなぜ?
・体温の測定部位によって温度差があるのはなぜ?
・腋窩温は10分間、口腔温は5分間、直腸温は3分間測定するのはなぜ?
・成人の正常体温が、腋窩温で36~37℃と決まっているのはなぜ?
・側臥位では上側の腋窩温のほうが高いのはなぜ?
・正常な体温でも、1日のうちで体温に差があるのはなぜ?
・「基礎体温」は、早朝、舌下で測定するのはなぜ?
・年齢によって体温差があるのはなぜ?
・熱が急激に上がるとき、悪寒・戦慄が起こるのはなぜ?
・体温が急激に上がるとき、汗が出るのはなぜ?
・熱が下がるとき、汗が出るのはなぜ?
・熱があると心拍動数が増えるのはなぜ?
・熱があると呼吸数が増えるのはなぜ?
・保温をする際、1時間に1度程度、体温が上昇するように行うのはなぜ?
2 脈拍
・脈拍を測定するとき示指、中指、薬指の3指で測定するのはなぜ?
・脈拍は、一般に橈骨動脈で測定するのはなぜ?
・脈拍数と心拍数が異なる場合があるのはなぜ?
・脈拍の左右差を確認するのはなぜ?
・脈拍測定時、首を曲げたり回したりしてはいけないのはなぜ?
・年齢により脈拍数が違うのはなぜ?
・運動、食事、入浴、精神感動などにより、脈拍数が違うのはなぜ?
3 呼吸
・呼吸測定時、患者に気づかれないようにして測定するのはなぜ?
・年齢により呼吸数が異なるのはなぜ?
・激しい運動後などは、呼吸が速く、深くなるのはなぜ?
・SpO2が90%以下のときに、早急な対応が必要なのはなぜ?
・末梢循環不全のある部位でSaO2測定を避けるのはなぜ?
・呼吸が苦しいとき、臥位よりも座位のほうが楽なのはなぜ?
4 血圧
・一般に血圧を上腕で測定するのはなぜ?
・一般に、同一側で血圧を測定するのはなぜ?
・測定部位を心臓と同じ高さになるようにするのはなぜ?
・マンシェットの幅が年齢や体格などで決まっているのはなぜ?
・マンシェットを巻くとき、指が1~2本入る程度の強さで巻くのはなぜ?
・マンシェットのゴム嚢の中央が上腕のやや内側で、下縁が肘関節の2~3cm上方になるように巻くのはなぜ?
・血圧測定時、袖を肩までまくるなどして上腕の圧迫を避けるのはなぜ?
・予測される収縮期、または触診法で得た値より30mmHgくらい加圧して測定するのはなぜ?
・血圧を測定するとき、しばらく安静にしてから測定するのはなぜ?
・体位により血圧の値が変わるのはなぜ?
・血圧には、性差、年齢差などがあるのはなぜ?
・運動、入浴、食事などで血圧が上昇するのはなぜ?
5 排泄
・寝たままでは尿が出にくいのはなぜ?
・膀胱に尿がたまると尿意をもよおすのはなぜ?
・夜間はあまり尿意をもよおさないのはなぜ?
・尿失禁が起こるのはなぜ?
・女性の導尿時、カテーテルの挿入の長さが4~6cmなのはなぜ?
・導尿を行うとき、無菌操作なのはなぜ?
・膀胱留置カテーテル中の蓄尿バッグは、膀胱より高く上げてはいけないのはなぜ?
・便意をもよおすのはなぜ?
・便意があっても我慢すると便意が止まってしまう場合があるのはなぜ?
・排便時、尿も一緒に出るのはなぜ?
・摂取した食物が残渣物として排泄されるまでにどのくらい時間がかかるの?
・便にいろいろな性状があるのはなぜ?
・便秘時、果物、野菜、水分などを多くとるとよいといわれるのはなぜ?
・排便後、血圧低下により気分不快が生じることがあるのはなぜ?
・ストレスがかかると排便状態に影響が出るのはなぜ?
・浣腸は無菌操作でなくてもよいのはなぜ?
・浣腸時、カテーテルを挿入する長さはどのくらいなの?
・浣腸時、左側臥位にするのはなぜ?
・高圧浣腸時、イリゲーターの液面の高さを肛門から50cmくらいにするのはなぜ?
・浣腸のカテーテル挿入時、患者に口呼吸させるのはなぜ?
・浣腸液の温度を40℃程度にするのはなぜ?
・浣腸液を注入した後、5分間くらい我慢させるのはなぜ?
6 栄養
・年齢、性別、体格などにより栄養摂取量が違うのはなぜ?
・誤嚥予防のためにうなずき嚥下がよいのはなぜ?
・誤嚥はなぜ起こってしまうのでしょうか?
・1日に必要な水分量は、どのくらいなの?
・経管栄養チューブの挿入の長さが成人で45~50cmなのはなぜ?
・経管栄養時、注入速度が速いとどうなるの?
・経管栄養のチューブ挿入時、半座位や座位をとらせるのはなぜ?
・経管栄養で流動物注入中、上体を少し上げたほうがよいのはなぜ?
・経管栄養中に誤嚥してしまうことがあるのはなぜ?
・身長測定時、足先を30~40°開くのはなぜ?
・体重測定は一定の時刻に行なうほうがよいのはなぜ?
・腹囲測定のとき、仰臥位で膝を伸ばした体位をとるのはなぜ?
7 清潔
・入浴の湯の温度は40~43℃が適当とされているのはなぜ?
・入浴は食直前、食直後を避けたほうがよいのはなぜ?
・患者の入浴時間は、5~10分くらいがよいのはなぜ?
・食事をしていなくても口腔ケアが必要なのはなぜ?1
8 体位と患者の移送
・患者を動かすとき、ボディメカニクスを用いるとよいのはなぜ?
・患者を移送するとき、頭を下げてはいけないのはなぜ?
・患者を移送するとき、足から先に進むのはなぜ?
・片麻痺患者は患側を下にした側臥位を避けたほうがよいのはなぜ?
・長い時間、同一体位をとっていると褥瘡ができやすいのはなぜ?
・褥瘡が骨の出ている部位にできやすいのはなぜ?
9 吸入
・酸素吸入を開始する場合、急に多量の酸素を流してはいけないのはなぜ?
・どんなとき、SaO2が下がっても酸素濃度をあげてはいけないの?
・リザーバーマスクを選択するときはどんなときですか?
・酸素吸入を行うとき、加湿器(コルベン)に水を入れるのはなぜ?
・酸素吸入を行っているときは、火気厳禁とするのはなぜ?
・薬液を肺胞に作用させたいときは、超音波ネブライザーを使用するのはなぜ?
・吸入時にマウスピースをくわえて軽く口を閉じ、ときどき深呼吸をするのはなぜ?
10 与薬
・薬物の服用時間は食前、食間、食後、時間ごとなどいろいろあるのはなぜ?
・鉄剤服用前後1時間は、お茶を飲んではいけないのですか?
・鉄剤を飲むと便が黒くなるのはなぜ?
・テトラサイクリン系の薬は、牛乳と一緒に服用してはいけないのはなぜ?
・グレープフルーツと降圧剤の組み合わせが禁忌なのはなぜ?
・カプセル剤は、カプセルから出して中身だけ服用してはいけないのはなぜ?
・麻薬を使用すると、なぜ吐き気や便秘が起こるのはなぜ?
・舌下錠は飲み込んだり、かみ砕いてはいけないのはなぜ?
・転倒のリスクマネジメントが必要な薬はなんですか?
・注射法にはいろいろな方法があるけれど、その薬効はどう違うの?
・注射法により注射針が違うのはなぜ?
・注射や採血のときの皮膚の消毒は、アルコール綿(酒精綿)なのはなぜ?
・アルコール綿が使えない患者さんの場合、変わりになる消毒薬はありますか?
・筋肉内注射と皮下注射では注射部位が違うのはなぜ?
・皮下注射時、注射針の刺入角度が10~30度なのはなぜ?
・筋肉内注射時、注射針の刺入角度が45~90度なのはなぜ?
・注射後、マッサージするのはなぜ?また、マッサージをしてはいけないのはどういうとき?
・注射を同じ部位に続けて行なってはいけないのはなぜ?
・点滴静脈内注射の注入速度は決まっているの?
・注射時、空気が入ってはいけないのはなぜ?
・点滴静脈内注射が血管外に漏れるとどうなるの?
11 輸血
・必要に応じて各成分を輸血する成分輸血が広く行われているのはなぜ?
・成分製剤によって保存温度や保存期間が異なるのはなぜ?
・輸血を行う前に交差適合試験を行わなければならないのはなぜ?
・血小板製剤を輸血する場合、異型輸血(ABO血液型をあわせなくてもよい)が可能なのはなぜ?
・赤血球製剤は室温に戻さずに、できるだけ早く使用するようになったのはなぜ?
・輸血開始直後に患者の状態の観察と速度調節を行うのはなぜ?
・輸血して3~6か月後に、感染症のスクリニーングをするのはなぜ?
12 採血
・採血は一般的に空腹時に行なうのがよいとされているのはなぜ?
・採血は運動・入浴直後は避けたほうがよいのはなぜ?
・採血するとき、駆血帯(止血帯)を巻くのはなぜ?
・採血をするとき、母指を中にして握らせるのはなぜ?
・採血時、血管がはっきりわからないと軽く叩いたり、温めたり、末梢からこすったりするのはなぜ?
・採血部位は前腕を多く用いるのはなぜ?
・採血後、マッサージしてはいけないのはなぜ?
・血管迷走神経反射はなぜ起こるの?
・採血した血液が時間とともに分離するのはなぜ?
・赤血球沈降速度測定時、3.8%のクエン酸ナトリウムを用いるのはなぜ?
・赤血球沈降速度測定時は、3.8%のクエン酸ナトリウムが0.4mLで血液1.6mLとするのはなぜ?
13 感染予防
・スタンダード・プリコーション(標準予防策)を行う必要があるのはなぜ?
・衛生的手洗いを行うのはなぜ?
・結核が疑われる段階で、部屋を隔離するのはなぜ?
・滅菌手袋を装着する際にも衛生的手洗いを行うのはなぜ?
・無菌操作を行うのはなぜ?
・消毒用綿球を渡すとき、相手の鑷子より高い位置で渡すのはなぜ?
14 救命救急処置
・受持ち患者の様子がいつもと違い、ぐったりしています。どのように対応したらよいですか?
・患者の意識がありません。どうしたよいですか?
・急変時の脈はどうして頸動脈でみるのですか?
・心停止の患者の救命に大切なことは何ですか?
・心臓が動いていたのに心停止と判断してしまい、胸骨圧迫をしたらどうなりますか?
・胸骨圧迫が必要な心電図にはどんなものがありますか?
・患者のそばには私1人しかいません。人工呼吸はしますか?
・患者が中心静脈カテーテルを自己抜去してしまい、挿入部から出血しています。どうしたらよいですか?
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序文・はじめに・あとがき 等
はじめに
看護師や看護学生のみなさん、あなたがたが現在行っている、あるいは学んでいる看護について“なぜ必要なのか”、“なぜ、このようにしなければならないのか”と考えたことがありますか。
また、すでに看護師になられた方々は、経験的に学んだ、あるいは先輩や上司から指導された看護について、実践的な知識は身につけたけれど理論的な知識が不足していると思ったことはありませんか。
看護技術の取得のためには、当然テクニカルな面での研鑽が必要です。しかし、いま述べた“なぜ必要なのか”や“なぜ、このようにしなければならないのか”などの理論的な裏付けも必須です。たとえば、飛行機の操縦に関しては非常に優秀なパイロットなのに、どうして飛行機が空に浮かんでいるのか、その理論に関する知識がない人だとしたら、みなさんはこのパイロットが操縦する飛行機に安心して乗ることができるでしょうか。
経験的な知識や技術も重要です。しかし、それだけではいままでに体験したことのない場面に遭遇したとき、パニックに陥ってしまう危険性があります。そのような場面でも、技術を裏付ける理論があれば、冷静に対処することができます。
そこで本書では、看護技術の理論的な裏付けを楽しく学べる内容です。
まず、看護技術のなかでもとくに臨床上重要な点について、体温、脈拍、呼吸、血圧、排泄、栄養、清潔、体位と患者の移送、吸入与薬、輸血、採血、感染予防、救急救命処置に分け、各項目における必須のポイントに対応できるよう、疑問点(Question)をあげ、それに対する答え(Answer)と解説を述べる形でまとめました。
今回の改訂では、患者の急変に際して、他の医療スタッフと協力して救命救急処置ができるための知識と技術に関する項目を新たに追加しました。
次に、必要に応じて看護のポイント(Nursing Point)や「押さえておこう」を掲載し、現在看護学を学んでいる方々が臨地実習の場で役立つように工夫しました。もちろん、すでに看護師の資格をもって活躍されている方々にとっても、臨床の場で十分に活用できるものと思います。
わかりやすい表やイラストにより理解しやすい内容になっています。文章のみではわかりにくい点も、これらを同時に参照することによって、視覚に訴えながら看護技術に対する理解が深まるものと思います。
看護技術を習得することは看護にとって必須事項ですが、前述のように、その理論的な裏づけも大変重要です。本書がみなさんの学習や実習あるいは臨床の場に役立つことができれば、執筆者の一人としてこのうえない喜びです。
2024年5月
著者を代表して
江口正信
看護師や看護学生のみなさん、あなたがたが現在行っている、あるいは学んでいる看護について“なぜ必要なのか”、“なぜ、このようにしなければならないのか”と考えたことがありますか。
また、すでに看護師になられた方々は、経験的に学んだ、あるいは先輩や上司から指導された看護について、実践的な知識は身につけたけれど理論的な知識が不足していると思ったことはありませんか。
看護技術の取得のためには、当然テクニカルな面での研鑽が必要です。しかし、いま述べた“なぜ必要なのか”や“なぜ、このようにしなければならないのか”などの理論的な裏付けも必須です。たとえば、飛行機の操縦に関しては非常に優秀なパイロットなのに、どうして飛行機が空に浮かんでいるのか、その理論に関する知識がない人だとしたら、みなさんはこのパイロットが操縦する飛行機に安心して乗ることができるでしょうか。
経験的な知識や技術も重要です。しかし、それだけではいままでに体験したことのない場面に遭遇したとき、パニックに陥ってしまう危険性があります。そのような場面でも、技術を裏付ける理論があれば、冷静に対処することができます。
そこで本書では、看護技術の理論的な裏付けを楽しく学べる内容です。
まず、看護技術のなかでもとくに臨床上重要な点について、体温、脈拍、呼吸、血圧、排泄、栄養、清潔、体位と患者の移送、吸入与薬、輸血、採血、感染予防、救急救命処置に分け、各項目における必須のポイントに対応できるよう、疑問点(Question)をあげ、それに対する答え(Answer)と解説を述べる形でまとめました。
今回の改訂では、患者の急変に際して、他の医療スタッフと協力して救命救急処置ができるための知識と技術に関する項目を新たに追加しました。
次に、必要に応じて看護のポイント(Nursing Point)や「押さえておこう」を掲載し、現在看護学を学んでいる方々が臨地実習の場で役立つように工夫しました。もちろん、すでに看護師の資格をもって活躍されている方々にとっても、臨床の場で十分に活用できるものと思います。
わかりやすい表やイラストにより理解しやすい内容になっています。文章のみではわかりにくい点も、これらを同時に参照することによって、視覚に訴えながら看護技術に対する理解が深まるものと思います。
看護技術を習得することは看護にとって必須事項ですが、前述のように、その理論的な裏づけも大変重要です。本書がみなさんの学習や実習あるいは臨床の場に役立つことができれば、執筆者の一人としてこのうえない喜びです。
2024年5月
著者を代表して
江口正信
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